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【ウイスキー初心者必見】バランタインとは?歴史や製法・おすすめの飲み方を解説

「バランタイン」は数々のシングルモルトをブレンドして造られた、ブレンデッドウイスキーです。

ラベルの紋章の盾には、大麦・水・ポットスチル・樽の絵柄。
スコッチの4大要素が描かれており、ウイスキー造りにおける不変のこだわりを表しています。

ブレンデッドウイスキーは誕生した当初、安酒というイメージがありました。
その中で、真においしいブレンデッドとして造られたのが「バランタイン」です。

研究と改良を重ねた結果、見事に安酒というイメージを払拭し、イギリス王室に認められるほどのウイスキーとなりました。

そんなバランタインの歴史とおいしさの秘密、おすすめの銘柄を紹介します。

「バランタイン」とは

陳列されているブレンデッドウイスキー「バランタイン」

「バランタイン」とは、スコットランド発祥のウイスキー。
世界5大ウイスキーのひとつであるスコッチで、ブレンデッドというカテゴリのウイスキーです。

ブレンデッドウイスキーは、その名のとおりモルトウイスキーやグレーンウイスキーなどさまざまなウイスキーをブレンドして造られる製品。
味の良しあしは、レシピを決定するマスターブレンダーの舌と鼻にかかっています。
マスターブレンダーが全神経を研ぎ澄まし、歴代のブレンダーの技術と知識を結集させて製造する「バランタイン」。
多くのモルトウイスキーが絡み合った奥深い味と、複雑な香りを楽しめます。

それでいて「バランタイン」は味と香りのバランスが非常によく、突出した味のくせもありません。
ウイスキーを飲み慣れていない初心者の方に、特におすすめしたい銘柄です。

「バランタイン」の歴史

ウイスキー樽の画像

「バランタイン」の始まりは、1827年にまで遡ります。

1827創業者のジョージ・バランタインが小さな食料品店(のちのジョージ・バランタイン&サンズ社)を開業。
1853ジョージ・バランタインの友人、ウイスキー商のアンドリュー・アッシャーがヴァッテド・モルトウイスキーを製造。
1869ジョージ・バランタインがグラスゴーに移り住む。
1895ヴィクトリア女王がグラスゴーを訪れ、バランタイン社に王室御用達の称号を授与。
1910バランタイン社が「バランタイン ファイネスト」を発売。
1937当時のマスターブレンダーのジョージ・ロバートソンによって「バランタイン17年」が生み出される。
参考:https://www.ballantines.ne.jp/heritage/history01.html

詳しく見てみましょう。

ブレンディングに魅せられた起業家、ジョージ・バランタイン

「バランタイン」の創業者は、初代ブレンダーでもあるジョージ・バランタイン。
1827年、ジョージは弱冠19歳で食料品店を開いて商売を始めました。これが世界に誇るバランタイン社の創始です。

創業当時の取扱品目は食料品が主流でしたが、酒税法が改正されてウイスキー造りが盛んになると、ウイスキーを多く取り扱うようになりました。

1853年、40代半ばになったジョージは知人が造ったヴァッテッド・モルトを見て、ブレンディングの可能性を見出します。
起業家精神に富むジョージは、ウイスキーのブレンディング技術を習得しようと奮闘。
知識と経験を積み上げ、ジョージ・バランタインの評判は徐々に高まりました。

そして60歳になった1869年、ジョージはブレンダーとしてグラスゴーに進出。
商売は息子であるアーチボルトに任せ、ブレンディングを芸術の域にまで高めようと研究に没頭したのです。
単なる安酒ではない、真においしいブレンデッドウイスキーを造ろうと熱心に研究しました。

王室御用達(ロイヤルワラント)の授与

ウイスキー事業は軌道に乗り、やがてその評判は国内外に広まりました。
その評判はイギリス王室まで届き、何と当時の英国女王であるヴィクトリア女王がグラスゴーに直接訪問したのです。
ウイスキーの味わいは女王に評価され、1895年、王室御用達の称号「ロイヤルワラント」が授与されました。

「ロイヤルワラント」が授与されているブレンデッドスコッチには、他に 「ロイヤルサルート」などがあります。

「バランタイン」の製法とキーモルト

「バランタイン」は、複数の蒸留所の原酒やグレーンウイスキーがブレンドされています。
その製法とこだわりを紹介します。

また、究極のスコッチと称された「バランタイン 17年」のおいしさをつくっているキーモルトについても見ていきましょう。

製法

レシピを決定するのはマスターブレンダーです。
歴代のマスターから引き継いだ技術と、各蒸留所に関する膨大な知識、そして自身のセンスをもとにバランタインの味をつくります。

ブレンドに使用されるモルト原酒の数は、何と40種類以上。
ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラ島の4つの地域の個性豊かなモルト原酒が混ざり合って、複雑な味と香りを生み出します。

究極のスコッチと名高い「バランタイン 17年」のキーモルト

バランタインの代表作といえば、究極のスコッチと呼ばれる「バランタイン17年」。
数多くの原酒がブレンドされていますが、もちろんそのレシピは門外不出です。
しかし、味の決め手となるキーモルトは明らかになっています。

キーモルトとは、ウイスキーの味のカギとなる重要な構成原酒のことです。

発売当初の味を支えた7つのキーモルト

「バランタイン 17年」が完成したのは1937年。
発売当時、この製品には次の蒸留所における7つのキーモルトが使用されていました。

当時はバランタインの魔法の7柱と呼ばれていました。

現行の「バランタイン 17年」のキーモルト

2022年現在、発売中の「バランタイン 17年」において構成原酒とされているのは、以下の蒸留所のモルトです。

  • スキャパ
  • グレンバーギー
  • ミルトンダフ
  • グレントファーズ

現在はこの4つのキーモルトを核として、「バランタイン 17年」が造られています。

おすすめの「バランタイン」シリーズと飲み方

ドイツの街角で撮影したバランタインの瓶
画像提供:Whiskeen編集部 あさひなペコ

最後に、おすすめの「バランタイン」シリーズを紹介します。
初心者におすすめの銘柄や飲み方も紹介しますので、ぜひ試してみてください。

初心者におすすめの「バランタイン」シリーズ

バランタイン ファイネスト

バランタイン ファイネストの画像
画像提供:Whiskeen編集部 あさひなペコ
アルコール度数40.0%
容量700mL
参考小売価格1,390円(税別)

ベストセラーのこちらのボトルは、ウイスキー初心者から愛好家まで幅広く愛されています。
甘く華やかな香りと豊かな味わいを楽しめますよ。

非常に飲みやすくリーズナブルなので、特に初心者の方におすすめ。
ハイボールやコークハイにすれば、さらに飲みやすくなります。

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バランタイン 17年

アルコール度数40.0%
容量700mL
参考小売価格9,000円(税別)

"The Scotch"(究極のスコッチ)と称されるウイスキー。
モルト原酒とグレーンウイスキーが40種類以上ブレンドされています。

深い味わいと長い余韻があり、ぜひストレートで味わってほしい逸品。
ウイスキーをストレートで試してみたいという初心者の方には、こちらがおすすめです。
奥行きのある深い香りと、甘みとスモーキーさのある味わいを楽しめます。

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多彩な味が楽しめる「バランタイン」シリーズ

バランタイン バレルスムース

アルコール度数40.0%
容量700mL
参考小売価格1,900円(税別)

クラフト感のあるウイスキーで、フルーティさとスモーキーさが調和した香り。
華やかな甘さとクリーミーな味わいを楽しめます。

バランタイン 7年

バランタイン 7年の広告画像
画像出典:バランタイン
アルコール度数40.0%
容量700mL
参考小売価格2,100円(税別)

バニラを連想させる芳醇な甘い香りと、熟成されたフルーティな味わいが特徴です。

また、芳醇な余韻も堪能できます。
ロックやハイボールなどいろいろな飲み方で、その日の気分に合わせて自由に楽しめるウイスキーです。

バランタイン 12年

アルコール度数40.0%
容量700mL
参考小売価格2,800円(税別)

黄金の鮮やかな色合いと、華やかで甘い香りが特徴です。
甘みとキレのある贅沢な味わいを楽しめます。

ストレートの他に、ロックもおすすめです。
氷が溶けて加水されると、10年以上熟成された原酒の深い香りが楽しめます。

バランタイン マスターズ

バランタイン マスターズの商品画像
画像出典:Amazon.co.jp
アルコール度数40.0%
容量700mL
参考小売価格5,000円(税別)

長期熟成の原酒と、グレーン原酒をブレンドしたウイスキー。ブレンダーの技術が集結したボトルです。

クリーミーで滑らかな口当たり。
甘い微香とフルーティな味わいが特徴です。

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バランタイン 17年 トリビュートリリース

アルコール度数48.0%
容量700mL
参考小売価格10,000円(税別)

5代目マスターブレンダーのサンディー・ヒスロップが特別に製造したこちらのウイスキー。
日本限定の「バランタイン」です。

通常の「バランタイン 17年」との違いは、熟成樽の種類。

また、製造過程で冷却濾過を行わないノンチルフィルタード製法を採用することで、原酒そのもののような豊かな味わいが楽しめます。

熟したフルーツの香りと、高級スイーツを想わせるラグジュアリーな甘みが特徴。
ロックやストレートはもちろん、水割りやハイボールでもリッチな味わいが楽しめます。

バランタイン 21年

バランタイン21年の商品画像
画像出典:Amazon.co.jp
アルコール度数40.0%
容量700mL
参考小売価格20,000円(税別)

蜂蜜のような甘い香りとスパイシーな味わいが特徴で、深いコクとまろやかな口当たりを楽しめます。
ロックやストレートで楽しみたいウイスキーです。

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バランタイン 30年

バランタイン30年の商品画像
画像出典:Amazon.co.jp
アルコール度数40.0%
容量700mL
参考小売価格80,000円(税別)

長い年月をかけて造られているこの「バランタイン 30年」は、まさにバランタインの最高峰といえるでしょう。
深い黄金の色合いは熟成の歳月の長さを感じます。

微かな甘い香りと、力強くバランスの取れた味わいを楽しめます。
余韻は非常に長く、エレガント。30年という長期熟成の重みと深みが感じられます。

ストレートでじっくりと味わってみてください。

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最後に

ブレンデッドウイスキーの代表格「バランタイン」を紹介しました。

安酒と認識されていたブレンデッドを高く評価されるまでに育て上げられたのは、職人のこだわりや努力、そして創始者の信念があってこそ。
そんな歴史や職人の努力に思いをはせつつ、お好きな銘柄を試してみるのはいかがでしょうか。

飲みやすいハイボール、しっとりとした水割り、じっくり味わえるロックやストレート。
お好きな飲み方で、ぜひ「バランタイン」を堪能してください。

  • この記事を書いた人

浅野まむ

お酒とBarを愛しています。バーテンダー歴8年、現在ライター。ウィスキーエキスパート資格持ち。 1人で飲むのも、大勢で飲むのも、2人で飲むのも、なんでも好きです。

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