ウイスキーは、バーで飲んだりボトルを買ったりして楽しむ商品だけではなく、投資対象としても注目を集めている商品です。
特に、ウイスキーを樽ごと購入する、ウイスキーカスク投資を始める方が増えています。
今回は、株や不動産など複数の投資をしている筆者が、ウイスキーカスク投資についてご紹介します。
他のウイスキー投資の方法や、メリット・デメリットもわかりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者

【ウイスキー投資とは】他の投資にはない魅力

投資には株や債権、不動産などさまざまな種類がありますが、ウイスキー投資には利回りや資産価値の他、他投資商品にはない魅力や特徴があります。
世界中にファンがいる
ウイスキーを資産として購入したものの、いざ売却するときに誰も買ってくれなければ、利益は出ません。
しかし、世界を相手にすれば買い手がつきやすいのも、ウイスキー投資の魅力です。
ウイスキーは、5大ウイスキーのスコットランド(イギリス)、アイルランド(イギリス)、アメリカ、カナダ、日本のほかにも、インドやドイツ、フランスなど世界中で製造され、世界中で消費されています。
最近は、ジャパニーズウイスキーも世界的に人気です。
ジャパニーズウイスキーを求めて海外からの旅行者が購入していく点からも、世界中にウイスキー愛好家が存在することがわかります。
世界中にファンがいることは、ウイスキーを売却するときの強みです。
マーケットが大きいため、マイナーな銘柄や蒸留所のウイスキーであったとしても買い手がつく可能性があり、利益を出すチャンスも多いといえます。
ウイスキーの知識や経験が活かせる
ウイスキーの世界は奥が深く、世界のウイスキーの特徴や銘柄、製法の知識など、いろいろと知りたくなるものです。
当メディア『Whiskeen』の読者の中には、欲しい銘柄の価格情報や入手方法などを調べたことがあるという方も、多いかもしれません。
どのような銘柄が人気なのか、どれくらいの価格で売買されているのか、といった知識は、ウイスキー投資をするうえで非常に役立ちます。
人気があり高額で買われやすい銘柄や、注目されている蒸留所のウイスキーを資産として持っていれば、資産価値が上がる可能性があり、売却した時に利益が出やすいのです。
利益が出るウイスキーを選ぶためには、当然ですがウイスキーの知識が欠かせません。
趣味として培ってきた知識を活かせるのが、ウイスキー投資の魅力です。
ウイスキー投資の種類とメリット・デメリット

一口にウイスキー投資といっても、手法はボトルから樽単位まで、さまざまです。
ここでは、主なウイスキー投資の方法3種類と、それぞれのメリット・デメリットについてわかりやすくご紹介します。
ウイスキーボトルへの投資
ウイスキー投資を調べると、始めに出てくるのがウイスキーボトルへの投資でしょう。
ボトル詰めされた状態のウイスキーを購入し、購入金額よりも高い値段で売って利益を出す方法です。
仕入れは、酒屋やネット通販、オークションなどで行います。
売却するときは、オークションサイトやフリマサイトで売りに出すのが一般的です。
メリット
- 長期保存がしやすい
- 少額で始めやすい
ウイスキーボトルへの投資メリットは、長期保存しやすい点にあります。
通常、食品や飲料には賞味期限・消費期限があり、投資対象には向きません。
一方、ウイスキーには賞味期限がなく、保存環境に気をつければ長期保管が可能です。
そのため、値上がりするタイミングをじっくり待てるのです。
ウイスキーの賞味期限については、以下の記事も参照ください。
また、ボトル1本から投資ができる点もメリットです。
他の方法に比べると、投資一口あたりの価格が抑えられるため、ハードルが低いといえます。
ウイスキーボトル自体は数千円〜数万円程度の金額で購入可能です。
手元にまとまったお金がなくても、ウイスキー投資をはじめられます。
デメリット
- 値上がりの見極めが難しい
- 人気銘柄の入手は困難なこともある
- 繰り返しの売却は免許が必要になる
- ボトル単体ごとに酒税(税金)がかかる
- 保管に注意が必要
ウイスキーボトルへの投資で難しい点は、値上がりを見極めることでしょう。
人気の銘柄を知っていたとしても、なるべく低価格で購入し、高い値段で売らなければ利益は出ません。
価格推移や需要がどれだけあるかを見抜くのは、困難です。
ウイスキーボトル投資をする際は、売却時にも注意が必要です。
酒類を繰り返し売却する場合は、個人での転売とみなされ酒販免許が必要です。
免許がない状態で販売を繰り返すと、酒税法違反と判断される可能性もあるので注意しましょう。
参考:酒類の免許|国税庁
さらに、購入したウイスキーの保管にも注意が必要です。
ウイスキーは光や熱に弱く、空気に触れると香りやアルコールが飛んでしまいます。
品質が劣化したウイスキーを売却することはクレームにつながり、投資の継続が難しくなりますので、気をつけましょう。
ウイスキー投資信託(ウイスキーファンド)
ウイスキーを直接購入するのではなく、投資会社に代わりに売買をしてもらうのがウイスキー投資信託(ウイスキーファンド)です。
投資信託会社で投資口座を開設し、その口座からウイスキー売買の申し込みます。
実際の売買は投資信託会社が代行して行れることが基本であり、取引や売買の手数料、ウイスキーの保管費用がかかることがほとんどです。
メリット
- 売買を自分で行う必要がない
- 保管をプロに任せられる
ウイスキー投資信託の注目すべきメリットは、売買を代行してくれることです。
自分で売却をするとなると、オークションサイトに商品登録するなど自分で買い手を探す必要がありますが、投資信託なら売却の申請をするだけでOK。
余計な手間がかからず、手軽です。
また、ウイスキー原酒は製造した蒸留所で保管されるため、自分で保管設備を用意する必要もありません。
プロによる品質管理なので、劣化によって売却できなくなるリスクがありません。
24時間取引が可能で、熟成期間を待たずに売却できるため、短期投資も可能です。
デメリット
売買や保管の手間がかからないのが良い点ですが、その分、ウイスキーに投資をしているという実感が乏しくなるのがデメリットです。
ウイスキーの現物は手元に届かず、製造された原酒のうち「〇〇L分の権利」を購入するので、目に見える「もの」としての資産が手に入るわけではありません。
一般的な株と似たようなイメージです。
後述するウイスキー樽の投資では、自分が投資したウイスキーを飲めますが、投資信託では飲めません。
気に入った銘柄のウイスキーに投資をするというより、利回りなどの数字ベースで投資をしたい方向けの投資です。
ウイスキー樽(カスク)投資
ウイスキー樽(カスク)投資は投資信託と同じように原酒を購入する投資手法ですが、樽(カスク)単位で購入します。
購入時から熟成を経ることで原酒の価値が上がり、売却することで利益が得られる仕組みです。
個人で直接、蒸留所から原酒の樽を購入することは難しいため、投資会社を通します。
メリット
- ウイスキー樽まるごと1つ自分のもの
- 保管を政府認可のプロに任せられる
- 保有中の税金がかからない(ボトル投資と比較時)
ウイスキー樽への投資の一番の魅力は、なんといってもウイスキーの樽がまるごと1つ自分のものになることでしょう。
ウイスキー樽の保管は、プロにより適切に管理された英国政府認可の保管倉庫で行われるので、安心して熟成を待てます。
お気に入りの銘柄や憧れの銘柄の樽オーナーになれ、熟成を見守れることは、投資の利益以上にワクワクする経験かもしれませんね。
さらに注目すべきは、ボトル投資と比較した時に生じる税金発生の有無です。
ウイスキーボトル取引の場合、ボトル単体に酒税がかかりますが、樽投資による取引の場合は税務署より認可を得た保税倉庫(保税蔵置場)と呼ばれる専用倉庫への保管となるため、保有中は税金がかかりません。
デメリット
- 購入金額が高額になる可能性がある
- 銘柄選びが個人では難しいことも
デメリットとしては、購入金額が高額になる可能性があることです。
ウイスキー樽(カスク)投資は樽単位の投資になるため、約50万円〜数百万円の金額になることもあります。
投資会社にはさまざまな樽の取り扱いがありますから、自身の予算に見合ったものを選びましょう。
また、どの銘柄にすればいいか判断が難しいこともあります。
前述の通り、将来どれくらい値上がりする可能性があるのかを個人で分析するのは困難です。
投資会社には過去の取引実績のデータがあるため、銘柄選びもプロに相談するのがよいでしょう。
ウイスキー樽(カスク)が注目される理由
樽を保有し熟成を待つ楽しみがある樽(カスク)投資は、ウイスキー投資の醍醐味が詰まった投資方法です。
世界の投資家が注目する理由を明記していますので、気になる方は参考にしてみてください。
注目理由1.熟成年数を経るほど価値が上がる
一般的に投資では、購入時よりも売却時に資産の価値が上がっていれば利益になります。
しかし、株のように価値が上下するものの場合、売却のタイミングによっては損失を出してしまいます。
その点、ウイスキー樽は熟成年数を経るほど価値が上がる傾向にあるため、利益が出やすいのが特徴です。
同じ銘柄のウイスキーでも、熟成年数の長いものの方が値段が高い場合が多いですよね。
株式会社クレア・ライフ・パートナーズが運営するウイスキーカスク(樽)を投資商品とするプラットフォーム「WHISKY CASK INVESTMENT」の試算では、カスク投資の年間資本成長率が2021年では12.84%を出しており、高い利回りということがわかるのではないでしょうか。
さらに、市場での人気の高まりなどにより、想定よりも大きい利益が出ることもあります。カスク投資の実績を見てみましょう。
例えば、「マッカラン1998」が2016年〜2020年の4年間で238.4%の利益を出しており、資産価値が数倍になるようなケースも出ていることがわかります。
安定的に価値が上がるという特性に加え、大きな利益が出る可能性があるのは、投資商品として非常に魅力的です。
注目理由2.保管をプロに任せられる
「WHISKY CASK INVESTMENT」を通じて購入したウイスキー樽は、英国政府管轄の保税倉庫で厳重に管理・保管されることも安心できる要素のひとつ。
火災などの災害や盗難への備えもあり、ウイスキー熟成に適した環境での保管という点から安心して保管を任せられるだけでなく、万が一損害が出た場合に備えた損害補償もついています。
ウイスキー樽は現物資産になりますから、ウイスキーそのものが厳密に管理され、補償が付いていることは大切なポイントです。
注目理由3.熟成したウイスキーは飲んで楽しむこともできる
せっかく購入して熟成を待ったウイスキーですから「自分でも飲んでみたい」と思う方も一定数いるでしょう。
「WHISKY CASK INVESTMENT」では、自分が投資した樽のウイスキーを飲めます。
保税倉庫に直接行って試飲できるほか、ボトリングサービスを使って輸入も可能です。
自分だけのウイスキーを楽しめるのも他のウイスキー投資にはないメリットですので、この機会に樽投資にチャレンジするのはいかがでしょうか。
初めてのウイスキー樽(カスク)投資はセミナーで勉強
ほとんどの方にとって、ウイスキー樽(カスク)投資は初めての経験になるかと思います。
投資金額も高額ですから、しっかり勉強して始めたいですよね。
「WHISKY CASK INVESTMENT」では、無料のオンラインセミナーを開催しています。
内容や投資の始め方をご紹介しますので、検討の材料にしてみてください。
「WHISKY CASK INVESTMENT」が提供するウイスキーカスクへの投資セミナー紹介
ウイスキー樽への投資を考えているなら、無料オンラインセミナーに参加してみましょう。
カスクオーナーの仕組みや、投資のメリット・デメリットを勉強できます。
セミナーに参加をすると、無料の個別相談の案内があります。
無料相談では、より具体的な金額、銘柄、資産成長率のシミュレーションなどを聞けるので、自身の予算や希望に合わせた提案が受けられます。
無料相談を受けると、蒸留所やシミュレーションの資料、ウイスキーミニボトル(なくなり次第終了)がもらえるほか、購入手数料が最大10万円の値引になる特典も受けられます。
ウイスキー樽投資をするなら、まずはオンラインセミナーに参加しましょう。
ウイスキーカスク投資の始め方
「WHISKY CASK INVESTMENT」で、ウイスキー樽のオーナーになるまでの流れを、簡単に解説します。
- オンラインセミナー申込・セミナー参加
- 無料相談申込・相談
- 契約
契約は電子契約での対応です。
英国ポンド(GBP)での決済となり、外国送金かクレジットカードでの支払いが可能です。
契約、購入が完了すると、ウイスキー樽のオーナーであることを証明する所有権証明書が発行されます。
ウイスキー樽の売却は、購入後、最短3カ月から可能です。
投資家、ボトラーズメーカー、サプライヤー、オークションハウスなど豊富な売却先に売れます。
まとめ

お酒として飲むだけでなく、投資資産としての一面もあるウイスキー。
しかし、投資には価格の下落などのリスクもあります。
オンラインセミナーや無料相談などを活用し、納得をしてから投資を始めましょう。
さまざまなウイスキー投資の中でも、特に樽1つのオーナーになれる樽(カスク)投資は、利益が得られるだけでなく自分でも投資したウイスキーを飲めるのが魅力です。
投資のうまみと、ウイスキーのうまみを両方得られるウイスキー樽(カスク)投資。
一度セミナーを受けてみてはいかがでしょうか。