ウイスキー甲州のおいしい飲み方やお得に手に入れる方法を知りたい方も、多くいることでしょう。
ウイスキー甲州は山梨県が生み出したジャパニーズ・ウイスキーのひとつで、お店やインターネット通販で購入できるだけでなく、ふるさと納税にも採用されています。
この記事では、ウイスキー”甲州”について歴史や種類、お得な買い方をはじめ、”甲州”を美味しく味わえるハイボールの作り方についてもご紹介します。
”甲州”の歴史
”甲州”は2014年に山梨県のサン.フーズ株式会社で誕生したジャパニーズウイスキーです。
・蒸留所:韮崎御勅使蒸留所
・地域:山梨県韮崎市
・アルコール度数:37%~40%
歴史的にはまだまだ浅いのですが、少しずつ知名度が上がってきています。
”甲州”が生み出されているのは、韮崎御勅使(にらさきみだい)蒸留所。
韮崎の特徴は、なんと言っても雄大な自然です。
山々に囲まれた韮崎には富士川があり、”甲州”にはさらに上流を流れる御勅使川(みだいがわ)の軟水が使われています。
御勅使川の軟水は口当たりが柔らかく、ウイスキー作りに適しているのだとか。
韮崎御勅使蒸留所で造られるその他のウイスキー
自然豊かな韮崎御勅使蒸留所では、”甲州”以外にも高品質のウイスキーが作られています。
代表的な3銘柄は以下の通りです。
・富士ヶ嶺(ふじがね)
・韮崎(にらさき)
・御勅使(みだい)
簡単に紹介します。
富士ヶ嶺(ふじがみね)
・公式サイト価格:3,000円(700ml)
・アルコール度数43%
酸味や辛味が強く、刺激を求める方におすすめのモルトウイスキーです。
韮崎(にらさき)
・公式サイト価格:1,280円(700ml)
・アルコール度数40%
クセが少ないブレンデットウイスキーで、ウイスキーに慣れていない方でも楽しめます。
御勅使(みだい)
・公式サイト価格:1,080円(700ml)/ 3,680円(4L)
・アルコール度数37%
甘さが特徴的で、和食によく合うブレンデッドウイスキーです
”甲州”4銘柄の特徴【缶ハイボールや4Lの大容量ボトルも!】
甲州はワインが有名ですが、ウイスキーの”甲州”にはどのような特徴があるのでしょうか。
4種類の銘柄と大容量ボトル・缶ハイボールが発売されていますので、ひとつずつ見てみましょう。
残念ながら”甲州”を販売する富永貿易公式サイトに価格の記載がないことや、販売元とされているサン.フーズ株式会社に”甲州”としての価格の記載がありません。
そのため、AmazonのネットショップやSNSなどの情報を参考に700mlボトルの価格を基準に記載しています。
甲州韮崎オリジナル
・市場価格相場:800円前後
・アルコール度数:37%
”甲州韮崎オリジナル"は、一番安くて手に取りやすいブレンデッドウイスキーです。
全体的にあっさりした味わいで、例えるならウイスキーに芋焼酎を足したような味わいに仕上がっています。
独特のさっぱりした口当たりによって、ウイスキーを飲み慣れていない方でも美味しく味わえるはずです!
ただし、”甲州韮崎オリジナル"にはスピリッツが用いられていることからため、ウイスキーらしい味わいを求める方には合わないかもしれません。
モルト原酒とグレーン原酒の2つのみで構成されるのが通常のブレンデッドウイスキーですが、”甲州韮崎オリジナル”は通常のウイスキーとは違い、2つの原酒の他にスピリッツが使われています。
なぜ原酒にスピリッツを入れるのかというと、販売価格を抑え、コスト削減するためなのだとか。
「安くてさっぱりしたハイボールが飲みたい!」
という方におすすめだと言えます。
おすすめの飲み方
”甲州韮崎オリジナル"の飲み方は、ストレートやロックよりもハイボールがおすすめです。
”甲州”ウイスキーを販売する富永貿易株式会社の公式サイトにも、以下のように書かれていますので、飲み方の参考にしてみてください。
ハイボールにもよく合う、芳醇な味わいをお楽しみください。
富永貿易株式会社 公式サイト
甲州韮崎ゴールド
・市場価格相場:900円前後
・アルコール度数37%
”甲州韮崎ゴールド”は、スピリッツを使わずにグレーン原酒とモルト原酒だけで作られたブレンデッドウイスキーです。
ウイスキーらしい樽の香りやまろやかな甘みが味わえます。
市場価格相場だとしても1,000円以下という価格設定には驚きでしょう。
コストパフォーマンスは抜群だと言えます。
価格も安いですし、迷ったら是非”ゴールド”を買ってみてください。
おすすめの飲み方
深みもあり、どのような飲み方でも飲みやすいバランスの良さが特徴的ですが、特にストレートやロックがおすすめ。
前述の”甲州韮崎オリジナル"と同じくハイボールでの飲み方も人気のようです。
Twitterでも、以下のようにハイボールで味わうことをおすすめする意見が見られます。
ちなみに、ストレートやロックでは、スモーキーなウイスキーらしさが感じられますよ。
爽やかな香りや飲み込んでから口に残る甘さは、市場価格900円前後という安さを忘れてしまうほどの完成度です!
甲州韮崎ザ・プレミアム
・市場価格相場:1,600円前後
・アルコール度数40%
”甲州韮崎ザ・プレミアム”は、モルト原酒とグレーン原酒だけで作られたブレンデッドウイスキーです。
”甲州韮崎ゴールド”よりもアルコール度数が3%高くなり、香りや味わいに深みが増しています。
深みが増しても、アルコールのガツンとした刺激は強くありません。
おすすめの飲み方
やはりハイボールが一番飲みやすく香りも楽しめますが、ハイボールだけではなく、ストレートや水割りなどもおすすめです。
ストレートや水割りで、ハイボールよりも濃厚な香りや舌触りをお楽しみください。
甲州韮崎ピュアモルト
・市場価格相場:2,000円前後
・アルコール度数40%
”甲州”の銘柄で一番高価な”甲州韮崎ピュアモルト”。
その名の通り、モルト原酒だけで作られたウイスキーです。
グレーン原酒よりもモルト原酒のほうが高価であるため、販売価格も他の銘柄に比べて高くなってしまいます。
なめらかで口当たりの良い味わいと、柔らかい辛みが特徴です。
おすすめの飲み方
ロックならピートの香りとともに柑橘系の芳醇な香りが際立ち、”甲州韮崎ピュアモルト”本来の味を味わえるでしょう。
また、ハイボールであれば辛さが柔らかくなりストレートやロックよりも飲みやすくなります。
甲州韮崎缶ハイボール
・市場価格相場:160円前後
・アルコール度数7%
・350ml
「”甲州”を飲んでみたいけど、なかなか一歩踏み出せない」
という方はお試しとして、”甲州韮崎ゴールド”をベースに作られた缶ハイボールの”甲州韮崎缶ハイボール”がおすすめです。
コンビニでは他の銘柄ハイボールが200円を超えることも多いため、購入しやすいお手頃な価格設定なのではないでしょうか。
レモンリキュールが使われていて、爽やかな香りと味わいが大きな特徴です。
また、”甲州韮崎ゴールド”本来のまろやかな甘みや樽の香りもほのかに感じます。
ただし、既製品の缶ハイボールということもあり、”甲州韮崎ゴールド”本来の芳醇な香りや甘みは薄まってしまいます。
”甲州”ブランドですが、あくまでお試し商品という感覚で購入してみてください!
”甲州韮崎オリジナル”4Lボトル
・市場価格相場:3,300円前後
・アルコール度数37%
”甲州”に虜になった方には、この4Lボトルがおすすめです。
毎日思う存分ハイボールが楽しめますよ。
”甲州”を賢くお得に購入できる「ふるさと納税」!
”甲州”のウイスキーはコンビニやスーパー等で比較的簡単に手に入りますが、おすすめの入手方法はふるさと納税で手に入れる方法です。
ふるさと納税とは?
好きな地域に寄付をして土地ごとの名産品などを返礼品として入手できる制度のこと。
確定申告の際に寄付金額に応じて所得税の還付や住民税控除が受けられ、節税対策としてもお得に活用できます。
「株式会社さとふる」が運営する「さとふる」というふるさと納税のサイトを見てみましょう。
Japan Whiskey編集部がウイスキーをレビュー件数順で検索してみると、2022年1月現在、1位は「富士山ウイスキー2本セット」の71件で、2位が「ウイスキー甲州 ”ゴールド”1本、”オリジナル”2本」の37件でした。
この結果からも、”甲州”ウイスキーはふるさと納税の返礼品としても人気であることがうかがえます。
是非、ふるさと納税の返礼品として”甲州”を選び、飲んでみてください。
ふるさと納税で取り扱われている”甲州”ウイスキーの価格や銘柄
ふるさと納税で取り扱われている”甲州”ウイスキーの価格や銘柄・内容は以下の通りです。
内容 | 寄付金額 |
”ゴールド”1本・”オリジナル”2本 | 11,000円 |
”ゴールド”3本・”オリジナル”6本 | 31,000円 |
”甲州”ハイボールの美味しい作り方!5つのポイント!
最後に、”甲州”ウイスキーを使ったワンランク上のハイボールの作り方をご紹介します。
「Japan Whiskey」編集部がおすすめする以下の5ポイントを実践すれば、今までよりワンランク美味しいハイボールが完成しますよ。
- 氷でグラスを冷やす
- グラスを冷やしておく
- ソーダはグラスに沿って注ぐ
- ステアは優しく、すくい上げるように
- 仕上げに”甲州”ウイスキーを一滴たらす
いつもの”甲州”ウイスキーに一手間加えて、より美味しい”甲州”のハイボールをお楽しみください。
さっそく見てみましょう!
氷でグラスを冷やす
グラスに氷を入れたら、マドラーで数回ステアしましょう。
溶けてでた水分を捨ててから、ウイスキーを注ぎます。
氷は大きくて均一なものがおすすめです。
味の変化に均一性が出て、いつでも同じ美味しさのハイボールが作れますよ。
グラスを冷やしておく
「氷でグラスを冷やすのはめんどくさい!マドラーを持ってない!」
という方は、グラスを冷やしておきましょう。
冷蔵庫が一番手軽でおすすめです。
よりキンキンな状態で飲みたい方は、冷凍庫で冷やしましょう。
ただし、冷凍庫はグラスが割れてしまう恐れがありますので、注意が必要です。
冷凍庫で冷やす際には、水分を拭き取った厚めのグラスを使いましょう。
ソーダはグラスに沿って注ぐ
炭酸は強めのほうが、ウイスキーの味が引き締まります。
グラスを傾けて、側面に沿ってゆっくりソーダを注ぎましょう。
氷にソーダが当たってしまうと、氷が溶けて薄まってしまいます。
慣れていないと難しく感じるかもしれませんが、慎重に注いでみてください。
ステアは優しく、すくい上げるように
グラスに沿ってソーダを注ぐ段階でウイスキーとソーダはほとんど混ざっていますので、仕上げのステアは一回だけ優しく掬い上げるようにしてみてください。
爽やかな強炭酸ハイボールの完成です。
仕上げの一滴
最後の仕上げに、ウイスキーを一滴垂らしましょう。
飲む直前に、より強く香りが感じられますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ウイスキーの”甲州”は絶品のハイボールがお手頃価格で味わえる銘柄です。
最初はお試し感覚で、缶ハイボールから飲むと良いでしょう。
もし、缶ハイボールの”甲州”が気に入ったら”甲州”の銘柄ごとにウイスキーを飲み比べて、好みの銘柄を見つけてみませんか?
ふるさと納税や4Lボトルを活用すると、よりお得に味わえます。
また、ハイボールを作る際は5つのポイントを意識することで、自宅にいながらワンランク上のハイボールが楽しめますよ。
ウイスキー”甲州”で作る絶品ハイボールを、あなたもぜひ一度作ってみてください。