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Bar特集

【インタビュー】銀座の上質なオーセンティックバー「BAR WHITE OAK」

大人の社交場として歴史ある街、銀座。

銀座の「金春通り」にあるビルの3階に「BAR  WHITE OAK」はあります。

オーナー柿﨑さんの、ウイスキーに対するまっすぐな想いを体現するかのような“本格派”のバー。

静かな雰囲気の店内に入ると、バックバーに並べられたレアなウイスキーが目をひきます。

オーナーの柿﨑さんに、店の創業ストーリーやウイスキーへの想いをお聞きしました。

「BAR WHITE OAK」オーナー紹介

柿﨑祐介

柿﨑祐介

BARWHITEOAK店主。青森県出身。ウイスキーとワインをこよなく愛する。ウイスキーエキスパート、ソムリエ。バーテンダー歴11年。

「BAR WHITE OAK」オーナー、柿﨑さん

「BAR WHITE OAK」のオーナー柿崎さん

--柿﨑さんは、なぜバーテンダーになろうと思ったのでしょうか。

柿﨑さん もともとは料理をやっていまして、フレンチビストロで働いていて、そちらが長かったんです。そこから、徐々に自分で将来お店を持ちたいという目標ができて。一生料理を作り続けるのはどうかなっていうのがあったので、サービスを勉強したいと思いました。

実は、バーテンダーになるまでお酒を全く飲まなかったんですよ。

--バーのオーナーのイメージと違って意外です!

柿﨑さん ええ、そうなんです。お酒を全く知らずに料理だけやっていたので、自分でお店をやるなかで、お酒の売上って大事になってきますよね。それで、もう少しお酒を勉強したいと思い、2011年からバーテンダーの経験を積みました。

「BAR WHITE OAK」の創業ストーリー

「BAR WHITE OAK」のバックバー

--「BAR WHITE OAK」の創業ストーリーと、銀座を選んだ理由を教えてください。

柿﨑さん オープンしてちょうど1年になります。2023年に1周年を迎えました。

銀座を選んだ理由は、自分が銀座でしかバーテンダーをやったことがないということと、銀座で飲まれるお客様が多かったからです。

ほかの土地も考えたのですが、「やはり銀座でいこう」と思いました。これで正解だったと思います。

「BAR WHITE OAK」

--お店のコンセプトや、内装についてのこだわりがあればお聞かせください。

柿﨑さん 落ち着いた空間にしたかったので、ヴィンテージレンガを貼って、お酒が主役になるようなシンプルな内装にこだわりました。

お店のコンセプトとしてはやはり、ウイスキーとワインを飲んでほしいという想いがあります。

カウンターは通常のお店よりもかなり広くし、ゆったりとした感じにしました。

--確かに、ほかのお店よりカウンターの幅が広いですね。

柿﨑さん そうなんです。お客様に、よりゆっくりしていただきたい、そして自分よりもお酒が主役になる内装にこだわっています。

店名の由来について

「BAR WHITE OAK」

--「BAR WHITE OAK」の名前の由来を教えてください。

柿﨑さん ウイスキーやワイン好きの方でしたら看板を見ただけで「ウイスキーかワインのバーだな」とわかるように「WHITE OAK」という名を付けました。

ウイスキー好き、ワイン好きの方が集まりやすいようにこの店名にしたんです。

「BAR WHITE OAK」のお客様について

「BAR WHITE OAK」のオーナー柿崎さん

--「BAR WHITE OAK」のお客様はどんな方が多いでしょうか?

柿﨑さん たいへんありがたい話で、私がバーテンダーを始めた頃から12年ぐらいの長いお付き合いのお客様もいらっしゃいます。

右も左もわからないバーテンダーの下積み時代から、バーオーナーになるまでを知ってくださっている方もいますね。

私がバーを何店舗か移動しても、付いてきてくださるお客様もいます。

長い付き合いのお客様からの「早く独立しなよ」との声が独立を考えるきっかけとなり、独立する覚悟ができました。

店のオープンは2022年のコロナの頃だったのですが、お客様の支えもあり、1周年を迎えられました。

--お客様のプッシュもあったのですね。

柿﨑さん コロナ禍で銀座に来れないお客様もいたのですが、銀座に来るときは「柿﨑のお店にいこう」と必ず足を運んでくださる方もいます。

銀座はいろんなところに住んでいる方が集まっている街なんですよね。銀座で飲むお客様は、いろんなバーに足を運ばれる方も多いので、お酒を飲む・バーに行くことが、一つの習慣になっているんだと思います。

「BAR WHITE OAK」オーナー柿崎さんのおすすめウイスキー

ウイスキー検定アンバサダーに贈られるオリジナルウイスキー
ウイスキー検定アンバサダーに贈られるオリジナルウイスキー

「BAR WHITE OAK」のオーナーである柿﨑さんは、ウイスキー検定協力店の中から任命される「ウイスキー検定・認定アンバサダー」でもあります。

また、ウイスキーの豊富な知識を持つウイスキーエキスパートとして、当メディアのWhiskeenの監修をしてくださっています。

そんなウイスキーのプロフェッショナルである柿﨑さんに、おすすめウイスキーを伺いました。

柿﨑さん一押しウイスキー「ニッカ シングルカスクモルトウイスキー 余市 10年」※マイウイスキー

ニッカ シングルカスクモルトウイスキー 余市 10年

柿﨑さん こちらは、私が造ってきた特別な余市です。

ニッカウヰスキーさんが主催する「マイウイスキーづくり」という体験イベントに、以前参加したことがあったんです。

自分でウイスキーを造り、2012年にボトリングされて10年後に自分のもとに届きました。

こちらは新樽のウイスキーなので100%の個性を楽しめます。一般的なシングルモルトの余市と全然違います。

初級者向け「クラガンモア 12年」

クラガンモア 12年

柿﨑さん 初心者の方には「クランガンモア 12年」がおすすめです。

シングルモルトの中ではクセが少なくて飲みやすく、どんな飲み方でもバランスが崩れることのない、おいしいウイスキーです。

上級者向け「リンリスゴー 28年 1982-1999 マキロップチョイス」 

リンリスゴー 28年 1982-1999 マキロップチョイス

柿﨑さん 上級者の方には閉鎖蒸留所のウイスキーをおすすめします。

このウイスキーはかなりマニアックなものです。自身のブログで閉鎖蒸留所の銘柄をいくつかSNSにあげているのですが、それを見てピンポイントで飲みに来られる方もいます。

こちらはオフィシャルの銘柄ではなく、ボトラーズウイスキーです。

「ボトラーズ」とは独立した瓶詰め業者が販売するウイスキーのことで、ボトラーズ会社は蒸留所から原酒を購入・熟成し、ボトリングを行って販売している

オーナー柿崎さんが運営する「たるブログ」について

「BAR WHITE OAK」のおすすめウイスキー

--ご自身でウイスキーのブログを運営されている柿﨑さんですが、情報を発信しようと思った経緯を教えてください。

柿﨑さん ブログは2020年から運営していますが、きっかけはコロナなんですよ。我々はコロナの影響もあり、店で働くことができなかったんですよね。

ですが、私はたいへん恵まれていて、働いていたお店は給料カットや解雇もなかったんです。ただ、お店は再開できないので、自由な時間は多かったんです。

バーテンダー、飲食関係の方はそうなんですけど、コロナ禍で何もできない時間が多くあり、そこで私は何もできない時間に何かをやらないといけないなと思い、いろんなものに挑戦しました。

そんななか、自分は何ができるだろう、自分のことをもっと知ってもらうには何かしないとと考えて挑戦しました。常連様にはメールマガジンなども配信しています。

いろいろ挑戦した結果、最終的に自分の目標であるお店を持つことを諦めきれず、コロナ渦でお店を立ち上げました。

--メールマガジンも配信していらっしゃるんですね。

柿﨑さん そうなんですよ。生存報告のようなものですよね。私は店をやってます、というのを必ず毎週送ってるから、お店に来ないにしても送ってる方には「ああ、柿﨑がんばってるな」というのが伝わっているはずなんですよ。

それだけでも意味があったんですけど、常連様以外だけではなく、不特定多数の人に情報発信をすることで私のことを知り、その人がお店に来てくれるんじゃないかと思い、ブログを始めました。いわゆる集客のためでもあります。

今は形になったんですけど、初めはサイト構築など苦労しましたね。

コミュニケーションの場としての「BAR WHITE OAK」

「BAR WHITE OAK」のオーナー柿崎さん

--今後の「BAR WHITE OAK」について教えてください。

柿﨑さん お客様にもっとお店を楽しんでもらうには、私がおいしいウイスキーを提供するのはもちろんなんですけど、お客様同士のコミュニティがあったほうが楽しいのかなと思っています。“お酒好きが集まるお店”を目指していきたいです。

今も、ブログやSNSで知って来てくれた方のご来店もあるんですけど、もっとそういったお客様を増やして「銀座でウイスキーを飲むんだったらBAR WHITE OAK」というのを目指しています。

お客様が気軽に来れるような「ウイスキーコミュニティーバー」にしていきたいですね。将来的にはウイスキーのテイスティングイベントもやりたいです。

--私も一人でバーにいくときにコミュニケーションを重視するので、とてもわかります。

柿﨑さん そうですよね。皆さん、おいしいお酒を飲むだけの目的ではないと思うんですよ。

SNSとかデジタルコミュニケーションが発達しましたけど、アナログなコミュニケーションを大事にしたいですよね。

ウイスキー初心者の方へメッセージ

「BAR WHITE OAK」のオーナー柿崎さん

--ウイスキーの初心者の方にメッセージをお願いします。

柿﨑さん 私は、もともとお酒を飲まないほうだったので、バーで働くまで飲んだことがなく、バーテンダーを始めたことをきっかけにウイスキーを飲むようになったんです。

ウイスキーって飲みにくいという苦手な気持ちもわかるんですよ、初心者の方は特に。

ウイスキーに苦手意識を持っている方は、最初はウイスキーを使った飲みやすいカクテルをおすすめします。

初心者の方には、ウイスキーをジンジャーエールで割ったカクテルなどもいいと思います。

--ウイスキーって、ロックかストレート、ハイボールしか選択肢がないと勘違いしやすいですよね。

柿﨑さん そうですよね。最初からハイボールなどが飲める方なら、いろんな銘柄を試してみることをおすすめします。バーだとたくさんの種類があり過ぎるので、まずリーズナブルなものから試していくのも手ですね。

スタンダードなものから試して、バーテンダーさんと相談していくのが良いと思います。いろんな銘柄を、どんどん試していってほしいですね。

最後に

「BAR WHITE OAK」

柿﨑さんの、お店に対するまっすぐな熱意と、豊富なウイスキーの知識に驚かされました。

野菜を使ったカクテルなどもあり、ウイスキー好きの方はもちろん、初心者の方でも、さまざまな楽しみ方ができるお店です。

プロフェッショナルな柿﨑さんにウイスキーについても教えてもらいながら飲む1杯は格別です。

これからもウイスキー好きに愛されるお店として、銀座の街と共に長い歴史を刻んでいくこと間違いなしですので、皆さんもぜひ、足を運んでみてください。

「BAR WHITE OAK」
所在地/ 東京都中央区銀座8丁目7−7 中央林ビル302
電話番号/03-3572-6088
アクセス/銀座駅から徒歩6分

>>>「BAR WHITE OAK」公式サイトはこちら
>>>柿﨑さんの「たるブログ」はこちら

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  • この記事を書いた人

なつみ

お酒と温泉とSPAを愛する都内湾岸エリア在住webライター。東京の下町エリアのbarを開拓中。好きなウイスキーの銘柄は白州。

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