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スコッチ

「ホワイトホース」カジュアルに楽しめるスコッチの魅力に迫る

スコッチウイスキーの中でも多くの人に支持されている「ホワイトホース」。

スコッチの本格的な香味と、低価格でカジュアルに楽しめる魅力を併せ持つ銘柄です。

本記事では、ホワイトホースの歴史や名前の由来、ラインナップ、ハイボールのおすすめの作り方、合う料理をご紹介します。

ビッグブランドの「ホワイトホース」の魅力を存分に味わってください。

この記事の監修者

浅野まむ

浅野まむ

お酒とBarを愛しています。バーテンダー歴8年、現在ライター。ウィスキーエキスパート資格持ち。 1人で飲むのも、大勢で飲むのも、2人で飲むのも、なんでも好きです。

スコッチウイスキー「ホワイトホース」とは

黄色いラベルに馬のロゴマークが特徴の「ホワイトホース」は、1890年に発売されたブレンデッドスコッチウイスキーです。

ホワイトホースの概要は以下のとおりです。

種類スコッチ/ブレンデッドウイスキー
キーモルトラガヴーリン
原産国スコットランド
平均アルコール度数40%

「ホワイトホース」の特徴

「ホワイトホース」の特徴は、何といってもスモーキーな香り。
そして低価格でカジュアルに楽しめることです。

また、世界最大の流通量を誇るスコッチウイスキーの中でも、「ホワイトホース」は国内販売量No.1※。

それだけ日本でも親しまれている銘柄なのです。

The International Wine & Spirits Record(IWSR)2021年日本国内における輸入スコッチ売上容量換算より

「ホワイトホース」はブレンデッドウイスキー

「ホワイトホース」は、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーです。

キーモルトに使用されている原酒は、アイラ地方の「ラガヴーリン」。
アイラモルトを核としている、非常に珍しいブレンデッドウイスキーです。

他に、スぺイサイドの「グレイゲラキ」「グレンエルギン」を含むモルト原酒とグレーン原酒、合わせて35種以上の原酒がブレンドされています。

名前の由来となった「白馬亭」

「ホワイトホース」は英語で直訳すると”白い馬”です。
名前の由来には、スコットランドの激動の歴史が関係しています。

「ホワイトホース」という名前を付けたのは、創業者のピーター・マッキー。
彼はスコットランドのエジンバラに実在する宿屋「白馬亭(ホワイトホースセラー)」の名前をそのまま借用しました。

白馬亭はスコットランドがイングランドから独立する際、スコットランドの軍人が利用した酒場。
スコットランド人にとっての自由と独立を象徴する、歴史的にも重要な場所なのです。

スコットランド人の自由と独立の願いを込めて、ピーター・マッキーはあえてマッキー家の名前は使わずに「白馬(ホワイトホース)」と名付けました。

「ホワイトホース」の歴史

「ホワイトホース」の歴史をかんたんにまとめました。

  • 1889年 創業者ピーター・マッキーが「ホワイトホース社」を設立
  • 1890年 「ホワイトホースセラー」(現「ホワイトホース」)を発売
  • 1908年 イギリス王室の御用達を賜る
  • 1926年 スクリューキャップ採用
  • 1960年 「ホワイトホース」に改名

「ホワイトホース」の誕生は1890年。
当初は「ホワイトホースセラー」という名前で、名前の由来となった白馬亭は、ロンドンとエジンバラを結ぶ乗り合い馬車の乗降地としても有名でした。
当時の人々にとって、ホワイトホースセラーは旅立ちの象徴でもあったようです。

古い「ホワイトホース」のラベルには、4頭立ての馬車の図柄とともに駅馬車の宣伝文句が印刷されており、以下の文言が記載されています。

エジンバラからロンドンに向かわんとする者、あるいは道中の他の場所に行こうとする者は、エジンバラ市のホワイトホースセラーに参集すべし。毎週月曜日と金曜日に駅馬車の便があり、早朝5時に出発する。全旅程は8日間。もし神のご加護があれば…

これは現在のラベルです。


ボトルのラベル中央上部にはブランド名に由来する白馬亭(ホワイトホースセラー)の看板のマークが描かれ、その下には白馬亭が生まれた年が1742と記載されています。

白馬亭に対する創業者の強い愛着が感じられますね。

創業者の逸話

創業者のピーター・マッキーは変わった人物として知られています。
大柄かつエネルギッシュな人物で、“Nothing is impossible”(不可能なことはない)が口癖。
休みを知らない行動力で、「レストレス・ピーター(不眠不休のピーター)」といわれていました。

ピーター・マッキーは、ラガヴーリン蒸留所のオーナーである叔父の元でウイスキー造りを学びます。
ウイスキーの産地アイラ島にあるラガヴーリン蒸留所は、スコッチウイスキーファンには有名な蒸留所。
この出会いが縁で、やがてピーター・マッキーはラガヴーリンを核とした「ホワイトホース」を製造するのです。

「ホワイトホース」の製法と蒸留所

「ホワイトホース」の歴史や創業者の人となりが分かったところで、次は製法や蒸留所について見ていきましょう。

「ホワイトホース」の製法

「ホワイトホース」はスコッチと名乗る条件を満たして製造されています。

スコッチウイスキーと名乗るためには、主に次のような条件があります。

  • スコットランド国内の蒸留所で糖化・発酵・蒸留を行う
  • スコットランド国内の保税倉庫で3年以上の熟成を行う
  • 最低瓶詰アルコール度数は40%

「ホワイトホース」も上記の製法に倣い、ラガヴーリンを軸に35種類以上の原酒をブレンドして造られています。

キーモルトであるラガヴーリン原酒は、ピートを焚きながら原料の大麦を発芽させて造られています。
そうしてできた麦芽の香りが独自のスモーキーな香りを作っています。
ラガヴーリン原酒の豊かなスモーキーフレーバーが「ホワイトホース」の香味の要です。

スクリューキャップの採用

「ホワイトホース」のスクリューキャップ

「ホワイトホース」は1926年、世界で初めてスクリューキャップをウイスキーに採用しました。

スコッチウイスキーの瓶のふたは、1800年代までコルク栓が一般的でした。
しかしコルク栓は気密性が低く、ウイスキーの風味を逃してしまいます。

その問題を解決したのがスクリューキャップです。
「ホワイトホース」はスクリューキャップを採用することで、飛躍的に売り上げを伸ばしました。
「ホワイトホース」は、今も流通するウイスキーのスクリューキャップを世に知らしめた銘柄なのです。

アイラ島のラガブーリン蒸留所

「ホワイトホース」のキーモルトを造っているのが、1816年に設立されたアイラ島のラガヴーリン蒸留所です。
アイラ島では2022年現在9つの蒸留所が稼働しており、ウイスキーの聖地といわれています。

ラガヴーリン蒸留所は、アイラ島のラガヴーリン湾に面した絵画のように美しい蒸留所。
そこで造られるシングルモルトはスモーキーな香味で、アイラモルトの決定版と評価されています。

「ホワイトホース」のラインナップ

「ホワイトホース」のラインナップをご紹介します。
コスパの良いウイスキーですので、ぜひ飲んでみてください。

ホワイトホース ファインオールド

アルコール度数40%
容量700mL

代表的な「ホワイトホース ファインオールド」は、香り豊かなスモーキーフレーバーが最大の特長。
価格も手頃で、ハイボールはもちろんロックで冷やしてもおすすめです。

ホワイトホース 12年

「ホワイトホース 12年」
画像出典:Amazon.co.jp
アルコール度数40%
容量700mL

「ホワイトホース 12年」は日本限定品です。
12年熟成のブレンデッドスコッチウイスキーが手軽な価格で手に入ります。

なめらかなコクを感じられる味わいで、糖蜜を思わせる華やかな香りと長い余韻を楽しめますよ。
和食にも合わせやすく、少しぜいたくなハイボールにして飲むのがおすすめです。

ホワイトホース ゴールドエディション 1890

アルコール度数43%
容量1000mL

「ホワイトホース ゴールドエディション 1890」は、2013年に免税店向けに発売された限定品です。
2014年の中国の干支、午年に合わせて発売されました。

コンセプトは、1890年に誕生した当時のホワイトホースの味わいの再現。
ラガヴーリンのブレンド比率を増やして造られています。

ピートが効いたスモーキーな風味がしっかりと感じられるのが特徴です。

ホワイトホース
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ホワイトホース ハイボール

「ホワイトホース ハイボール」
画像出典:Amazon.co.jp
アルコール度数6%
容量350mL

おいしさにこだわった本格的なハイボール。
スモーキーな味わいと炭酸のスッキリしたのどごしで、どんな料理にも合わせやすいです。

350mL缶は手に入りやすく、気軽に飲みたい1本です。

「ホワイトホース」おすすめの飲み方と合わせる料理

「ホワイトホース」は低価格で気軽に料理に合わせられるウイスキーです。

「ホワイトホース」のおいしいハイボールのレシピを紹介しますので、居酒屋料理と合わせて楽しんでください。

おすすめの飲み方はハイボール

おすすめの飲み方はハイボールです。

前述の通り「ホワイトホース」は缶ハイボールでも楽しめますが、せっかくですので公式HPでもおすすめの飲み方として特集されている、おいしい「ホワイトホース ハイボール」のレシピをご紹介します。

レシピ

  1. グラスに氷をたっぷり入れます
  2. 「ホワイトホース」を、ソーダ4に対して1の割合になるように注ぎます
  3. 「ホワイトホース」を注いだら、ソーダを注ぐ前に30回ほど回して混ぜ、よく冷やします
  4. 冷やしたソーダを氷に当たらないように静かにゆっくりと注ぎます
  5. マドラーを1回まわして、できあがりです

筆者はハイボールをつくる際、混ぜ過ぎていつも炭酸が抜けて水割りのようになってしまいます。
ご紹介したレシピを参考にすると、自宅でも手軽においしいハイボールが作れそうです。

居酒屋料理にマッチ

「ホワイトホース 」で作ったハイボールは、居酒屋料理との相性がぴったりです。
中でもぜひおすすめしたいのが焼き鳥。

甘くて香ばしいタレと鶏肉の風味は、「ホワイトホース」のスモーキーな香りによく合います。

まとめ

「ホワイトホース」はアイラモルトを核として造られる、本格的なスコッチウイスキーです。
スコットランドの歴史とともに発展し、スクリューキャップの採用をきっかけに有名になりました。

味は本格的でありながらリーズナブルなので、ご紹介したハイボールの作り方やマッチする料理を参考に、ぜひご自宅で楽しんでみてください。

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  • この記事を書いた人

なつみ

お酒と温泉とSPAを愛する都内湾岸エリア在住webライター。東京の下町エリアのbarを開拓中。好きなウイスキーの銘柄は白州。

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