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イチローズモルトの赤葉と青葉って?味や評価を解説。

1924年から販売が開始された「ジャパニーズウイスキー」。
世界での人気も高く、希少なものはプレミアム価格で販売されることもあります。

そんなジャパニーズウイスキーのなかで、希少価値が高いながらも、多くのウイスキーファンの心を掴んでいるのが「イチローズモルト」です。

今回は、イチローズモルトの定番「リーフシリーズ」から、「赤葉」と「青葉」と呼ばれる2種類のウイスキーについてご紹介します。

この記事を読めば、

・「イチローズモルト」とはどんなウイスキーなのか
・「イチローズモルト」の「赤葉」と「青葉」について
・「イチローズモルト」はどこで販売されているのか

などについて詳しくなれます。

そもそも「イチローズモルト」とは

イチローズモルトは埼玉県秩父市の「株式会社ベンチャーウイスキー」で製造から販売までを行っているジャパニーズウイスキーの一種です。

「イチローズモルト」という名前は、創業者である肥土伊知郎(あくといちろう)氏の名前からとられています。

2005年にイチローズモルトの販売が開始されてから、あっという間に世界に名をとどろかせるジャパニーズウイスキーとなり、これまでに数多くの賞を受賞しているんです!

【イチローズモルトの受賞歴】
・2006年:ウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」でジャパニーズモルト特集に掲載
・2007年~2013年 :「ワールドウイスキーアワード」でジャパニーズ部門の世界最優秀賞
・2017年~2021年:5年連続でワールドウイスキーアワードで世界最高賞を受賞

イチローズモルトはどんなところで作られている?

イチローズモルトが製造されているのは、埼玉県秩父市にある「秩父蒸留所」です。
こちらの蒸留所では小規模生産が行われていて、作られる数には限りがあります。

だからこそ、イチローズモルトは「プレミアムウイスキー」と呼ばれることも多く、販売されると、即完は当たり前になっているんです。

イチローズモルトの味わいと香りの特徴

イチローズモルトは「個性的な味わい」が最大の特徴です。

ジンジャーやペッパーを感じさせるようなスパイシーな味は、一度飲んだら忘れられない、特別な味わいで、「プレミアム価格でも購入したい」と思うファンは多いのだそう。

イチローズモルトの評価は?

イチローズモルトの販売開始は2005年です。
国内のウイスキーメーカーのなかでは比較的新しいブランドといえますよね。

しかし、販売開始から1年後の2006年にはウイスキー専門誌で特集が組まれるなど、世界のウイスキーファンに「イチローズモルト」の名を知らしめる機会は、比較的早かったんです。
それだけ衝撃的なウイスキーだったということを考えると、「飲んでみたい」と感じる人が多いのも分かりますよね。

それ以降も華々しい功績を残していて、「ワールド・ウイスキー・アワード」や「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」などで最高賞を受賞するなど、2021年現在も賞を受賞し続けています。

イチローズモルトの「赤葉」と「青葉」について

イチローズモルトにはたくさんの種類があります。そのなかでも定番なのが「リーフシリーズ」です。

リーフシリーズは全部で5種類あり、ラベルの色で表記されることもあります。
とくに「赤葉」と「青葉」について調べる人が多いようです。

ここからは、そんなイチローズモルトの「赤葉」と「青葉」について詳しく解説していきます。

イチローズモルトの「青葉」とは

イチローズモルトの青と呼ばれているのは「イチローズモルト リミテッドエディション」の「モルト&グレーン」です。
創業時から熟成されている原酒のなかから、「モルト・グレーン」をキーモルトとして選び抜き、バランスの取れたブレンドが特徴的なウイスキー。
ブレンデッドウイスキーは互いの長所を活かしてブレンドされるので、香りがより豊かになっているのも魅力的。

2018年には、ワールドウイスキーアワードで世界最高賞を受賞しています。

香りは、フルーティーさが特徴的。樽感も感じることができます。
ブレンデッドウイスキーだからこそ香りが立つのも、このウイスキーの魅力です。

味わいは、まろやかな酸味としっとりとした甘さが特徴的で、「熟したプラム」と表現されることも多いのだとか…
フルーティなウイスキーがお好きな方にピッタリですね。

【商品情報】
商品名:イチローズモルト リミテッドエディション『モルト&グレーン』
タイプ:ワールドブレンデッドウイスキー
アルコール度数:48%
容量:700ml
価格帯:約15,000円

イチローズモルトの「赤葉」とは

イチローズモルトの「赤葉」とは「イチローズモルト」の「ワインウッドリザーブ」のことです。

こちらは、赤ワイン熟成樽の空き樽がウイスキーの後熟に使用されています。

シングルモルトをキーモルトに、数種類のモルトがブレンドされており、複雑な味わいを堪能できるウイスキーです。

ワイン樽で再熟成されたこちらのウイスキーは、華やかな香りが特徴的。
一口飲むと舌の上に広がる複雑な味わいは、印象に残るはずです。

ビターチョコレートやオレンジピールといった、爽やかさと濃厚さが掛け合わさった味わいは、ワインウッドリザーブだからこそ堪能できるもの。
エレンガントなウイスキーがお好きな方におすすめです。

【商品情報】
商品名:イチローズモルトの「ワインウッドリザーブ」
タイプ:ブレンデッドウイスキー
アルコール度数:46%
容量:700ml
価格帯:約15,000円

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イチローズモルトの定価や販売店は?

世界で人気の「イチローズモルト」。
「極上の味わいをを堪能してみたい」と思う方は多いはずです。

しかし、冒頭でもお伝えしたように、イチローズモルトは販売開始すると即完するぐらい人気で、希少価値の高いレアウイスキーと呼ばれています。
基本的に購入は「オンライン」になりますが、蒸留所のある秩父には、量り売りをしているお店があるんです!

麻屋商店

イチローズモルトも量り売りされていることがある、秩父にある「麻屋商店」
出典:麻屋商店

秩父神社から徒歩2~3分の場所にお店を構える「麻屋商店」では、ウイスキーを50mlから販売しているのが特徴的。

量り売りのラインナップのなかには「イチローズモルト」があることも…。
※時期によってラインナップは変わるようです。

【店舗情報】
住所:〒368-0044埼玉県秩父市本町3-6
営業時間:9時30分~19時
営業日:月曜日~土曜日
定休日:日曜日
サイト:https://asayashouten.myshopify.com/
公式SNS:https://twitter.com/asaya_chichibu

楽天市場やAmazonで購入できることが多

イチローズモルトをネットで購入する場合、市場に出回っている価格帯は、ほぼ「プレミアム価格」になっていることを覚えておきましょう。
今回ご紹介した「リーフシリーズ」の「赤葉」と「青葉」を検索してみると、約15,000円~販売されていました。

購入をご検討されている方は、ぜひチェックしてみてください。

イチローズモルトは希少性の高い「ミズナラ樽」を使って作られています。
ウイスキー好きの多くは、「ミズナラ樽で作られたウイスキーを味わってみたい」と思うのだとか…!

ここからは、イチローズモルト以外で「ミズナラ樽」で作られているジャパニーズウイスキーをご紹介します。

山崎「ミズナラ」

ミズナラ樽で作った限定ウイスキー「山崎ミズナラ2017 EDITION 48%700ml」の画像

ジャパニーズウイスキーの代表ともいえる「山崎」では、ミズナラ樽で作った限定のウイスキーを販売しています。

かなりのプレミアム価格がついていることが多いですが、それだけ「飲んでみたい」と思う人がいるということですよね。

販売はこちら。

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山崎ウイスキーの歴史。「モルト」の意味や価格高騰の理由とは?

サントリー「響」

ワールドウイスキーアワードで何度も世界一に選ばれている極上のウイスキー、「サントリー 響 ジャパニーズ ハーモニー 700ml 43度」の画像

オリエンタルな味わいが特徴的な「響」は、ワールドウイスキーアワードで何度も世界一に選ばれている極上のウイスキーです。

日本人の多くが知っている「ジャパニーズウイスキー」のひとつではないでしょうか。

販売元はこちら。

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最高級ウイスキーと名高い「響」。各銘柄の市場価格はいくら?

まとめ

この記事では、イチローズの定番「リーフシリーズ」から販売されている、通称「赤葉」と「青葉」について紹介しました。

記事で紹介したことは、

・イチローズの赤葉は「ワインウッドリザーブ」
・イチローズの青葉は「モルト・グレーン」
・どちらも希少価値が高くオンラインで約15,000円~販売されている
・秩父の麻屋商店ではイチローズモルトが量り売りされていることがある

世界にも認められている「イチローズモルト」が製造されるまでの道のりは、そう簡単なものではありませんでした。
こういた製造までの過程を含めて、歴史ごと愛せるのがウイスキーの魅力です。

  • この記事を書いた人

hayato

車椅子ライター。研究職、技術営業、特許事務所、マーケティングとちょっと異色の経歴です。在宅ワークを楽しみつつ、休日の飲み会を楽しみに生きています。

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