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「ラフロイグ」とは?種類ごとの特徴や選び方のポイントを解説

あなたは「ラフロイグ」というウイスキーを知っていますか?

「ラフロイグ」はスコットランドのウイスキーで、高価な年代物や安価な銘柄・限定品など、種類はとても多いのが特徴的なんです。

「ラフロイグがどんなウイスキーなのか気になる」

「ラフロイグが薬っぽい味と聞くけどなぜだろう?」

そんな意見もよくお聞きします。

そこで本記事では「ラフロイグ」について、特徴や種類を網羅的にまとめています。

「ラフロイグ」が気になる人はぜひ参考にしていただき、是非一度飲んでみてください。

「ラフロイグ」とは?

「ラフロイグ」はスコットランドのアイラ島にある1815年創業のラフロイグ蒸留所で製造されている、独特のスモーキーな香りが特徴的なシングルモルトウイスキーです。

蒸留所・・・ラフロイグ蒸留所
地域・・・アイラ島南岸
熟成樽・・・バーボン樽(ファーストフィル)
アルコール度数・・・43 %

スコットランドのウイスキーは「スコッチウイスキー」の愛称で親しまれています。

特にスコットランド・アイラ島で作られるウイスキーは、「アイラ・ウイスキー」と呼ばれており、「アイラ・ウイスキー」の中でも特徴的な香りを持つのが「ラフロイグ」です。

「ラフロイグ」は200年以上の歴史があり、イギリス王室をはじめ世界中のウイスキーファンから愛されています。王室関係者のなかでもチャールズ皇太子は、自ら「ラフロイグ」の買い付けにも訪れるそうですよ。

「ラフロイグ」独特の香りを生み出すアイラ島の「ピート」

「磯」や「薬」のような独特な香りを生む、「ラフロイグ」の原料のピート

ラフロイグ蒸留所は海の近くにありますが、「ラフロイグ」から漂う香りは「磯」のような「薬」のような香りを感じるという人もいるでしょう。

なぜ、「ラフロイグ」から「磯」のような「薬」のような独特の香りが生まれるのかというと、海産物が多く含まれたピートが影響しています。

低温帯の地域で微生物などの影響で植物が完全に分解されないままできた土を泥炭(でいたん)と呼びますが、枯れたコケなどの植物や海藻が長い年月をかけて蓄積したものが「ラフロイグ」で使われるピートです。

特にアイラ島のピートには、海藻や貝殻等、海産物が豊富に含まれています。

海産物が多く含まれたピートによって、アイラウイスキーは「磯っぽい」香りがするのです。

「ラフロイグ」の蒸溜工程にも秘密がある

「ラフロイグ」を蒸溜する際、ウイスキーの元となる麦芽を乾燥させる工程で、アイラ島のピートをいぶします。

いぶすことによって、ピートの香りが麦芽に移るのです。

また、仕込み水にもピートが多く溶け込んでいたり、フロアモルティングという手法が使われていたりすることも、「ラフロイグ」独特の味わいに繋がっています。

フロアモルティングとは、建物内の床一面に大麦を広げて発芽させるスコットランドに古くから伝わる伝統製法です。

適温を保つことや根っこが絡まらないように混ぜ合わせる作業が作業員の負担となるため、現在では採用する場所も減少傾向にあります。

一説では「ラフロイグ」は薬用品だった?

かつて薬用品として販売されていた「ラフロイグ」、イメージ画像

「ラフロイグ」の特徴はなんと言っても、「薬」のような独特な香りです。中には「薬」のような味わいで飲みにくいと考えている人もいるかもしれませんね。

「ラフロイグ」独特の味わいを生み出している鍵を握るのは「ピート」です。

現在では一般的に飲める「ラフロイグ」。

かつてウイスキーとしてではなく、薬用品として販売されていたという歴史があると言われています。

1920年から1933年まで、アメリカでは禁酒法が発令されていました。

禁酒法という名のとおり酒類であるウイスキーの輸入もできませんよね。

しかしこの時期、アメリカでは禁酒法が発令されていたにもかかわらず、ウイスキーの「ラフロイグ」が「薬用品」として流通されていたとかいないとか。

「ラフロイグ」が「薬っぽい」香りであることを証明するような、面白い説ですよね。

「ラフロイグ」11種類(銘柄)を一挙ご紹介

「ラフロイグ」は200年以上の長い歴史の中で、数多くの種類(銘柄)が作られています。

「Japan Whiskey」では、現在入手可能な”ラフロイグ”11種類(銘柄)を中心にご紹介します。

定価がインターネットに記載のないものは、市場価格相場を載せていますので、ぜひ参考にしてください。

ラフロイグ 10年

出典:https://www.suntory.co.jp/whisky/laphroaig/products/

・750ml
・定価…5,600円
・アルコール度数…43%

薬用品のような磯っぽい香りが強く感じられる”ラフロイグ”らしさを堪能できるのが”ラフロイグ10年”。

スモーキーでスパイシーな口当たりが特徴です。

年代が記載されている”ラフロイグ”の中では一番安い種類にあたりますですので、ぜひ試してみてください。

また、”ラフロイグ 10年”が飲めるバーも比較的多いようなので、店員さんに聞いてみると良いかもしれませんね。

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ラフロイグ セレクトカスク

・700ml
・定価…4,000円
・アルコール度数…40%

「ラフロイグ」シリーズの中で最も安価な種類に該当するのが、”ラフロイグ セレクトカスク”です。

「ラフロイグ セレクトカスク」では、さまざまな原酒を巨大な桶で混ぜ合わせる「ヴァッティング」という製造方法が採用されており、”ラフロイグ10年”と比べると、優しい味わいに仕上がっています。

ウイスキーが飲み慣れていない方であれば、「ラフロイグ セレクトカスク」はマイルドな口当たりで楽しめるため、おすすめです。

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ラフロイグ クォーターカスク

・700ml
・市場価格相場…5,000円前後
・アルコール度数…48%

”クォーターカスク”という名前には、「1/4サイズの樽」という意味が込められています。

”ラフロイグ クォーターカスク”は小さい樽で熟成することで、原酒が樽に触れる時間が長くなり、一般的なウイスキーよりも短期間での熟成が実現しているそうです。

”ラフロイグ クォーターカスク”は軽い味わいが特徴的で、前述の”ラフロイグ10年”や”ラフロイグセレクトカスク”よりもまろやかな口当たり。一度口にしたら忘れられないでしょう。

ハイボールでさっぱりと飲むのであれば、”ラフロイグ クォーターカスク”がおすすめです。

現在は終売

”ラフロイグ クォーターカスク”はさっぱりした味わいで、ハイボール文化の強い日本人から人気の銘柄でしたが、原酒不足によって2016年に一度終売になりました。

ですが、2020年から数量限定で再販されているようです。

ウイスキーの原酒不足は「山崎」などジャパニーズウイスキーでも話題になっています。

”ラフロイグ クォーターカスク”も再び終売になる可能性があるため、見かけた際はぜひ試してみてください。

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ラフロイグ ペドロヒメネス カスク(PXカスク)

・1,000ml
・市場価格相場…1万円前後
・アルコール度数…48%

”ラフロイグ ペドロヒメネス カスク”(またはPXカスク)は、”ラフロイグ クォーターカスク”と同じ1/4サイズの樽で熟成させた原酒「ペドロヒメネス・シェリー樽」で仕上げた銘柄として知られています。

ペドロヒメネス・シェリー樽は、強い甘みで仕上がることが特徴的です。

”ラフロイグ ペドロヒメネス カスク”はペドロヒメネス・シェリー樽の影響で、甘く柔らかな口当たりに仕上がります。

また、別称の”PXカスク”は免税店限定販売品のため、一般的に流通されることはありません。

海外旅行に行く際は、”PXカスク”を免税店で探してみてください。

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ラフロイグ ロア

・700ml
・市場価格相場…1万円前後
・アルコール度数…48%

英語のロア(lore)には「伝承」という意味があります。

1815年のラフロイグ蒸溜所創業から受け継がれてきた技術などを、次世代に「伝承」していくという思いが込められているようです。

”ラフロイグ ロア”の味わいは、アルコール感や辛味のパンチ力が強いだけでなく、パンチが強い中にも甘さが溶け込んだ深みが特徴的。

”ラフロイグ”本来のスモーキーな香りに加えて、深みのある味わいをお楽しみください。

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ラフロイグ カーディス15年

・700ml
・市場価格相場…2万円前後
・アルコール度数…43%

ゲール語の「カーディス(Cairdeas)」には「友情」という意味があり、”ラフロイグ カーディス”シリーズはラフロイグ蒸溜所のファンクラブに似た「フレンズ・オブ・ラフロイグ」会員向けに作られている銘柄です。

会員向けではありますが、実は誰でも購入できます。

味わいは、フルーティーでまろやかな口当たりが特徴的です。

スモーキーさもありますが、まろやかな分飲みやすくなっています。

ラフロイグ アンカンモア

・700ml
・市場価格相場…5万円前後
・アルコール度数…48%

”ラフロイグ アンカンモア”は”PXカスク”と同じく、免税店限定の銘柄です。

”アンカンモア(An Cuan Mor)”という名前には、ゲール語で「偉大な海」という意味があるそうです。

口に含むと、スパイシーな味わいとスモーキーな香りが広ります。

アルコール度数が48%のパンチ力の中に、柔らかな甘さやピートの香りを感じるとことも特徴です。

その壮大な味わいは、正に「偉大な海」の名前にふさわしいのではないでしょうか。

ただし、価格が価格なだけになかなか味わえない銘柄であるだけでなく免税店限定品ということもあり、お店で巡り会える可能性もかなり低いかもしれません。

もし飲める機会に恵まれた場合は、多少高くても是非飲んで欲しい一品です。

ラフロイグ カスク ストレングス

「カスク」はウイスキーを熟成させる「樽」を、「ストレングス」は「アルコールの強さ」を意味しています。

つまり、樽から水を加えずにそのままのアルコール度数で販売されるウイスキーが「カスク ストレングス」です。

アルコール度数だけでなく価格も高くなってしまうため、玄人向けのウイスキーと考えられています。

また、”ラフロイグ カスク ストレングス”シリーズに関しては年々新しいボトルがリリースされていますが、生産数が少なく入手も難しいため注意が必要です。

インターネットで購入可能な種類(銘柄)を以下にご紹介します。

同じ年にリリースされた銘柄でも、バッチによって価格やアルコール度数は前後しますので、参考程度にご覧ください。

ラフロイグ25年 カスク ストレングス 2017年リリース

・700ml
・市場価格相場…7万円前後
・アルコール度数…48.9%前後

ラフロイグ10年 カスク ストレングス 2020年リリース

・700ml
・市場価格相場…2万円前後
・アルコール度数…60%前後

ラフロイグ25年 カスク ストレングス 2020年リリース

・700ml
・市場価格相場…6万円〜7万円程度
・アルコール度数…49.8%前後

まとめ

”ラフロイグ”について11種類の銘柄にも触れながらご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

「スコッチウイスキー」の中でも香りが特徴的な「アイラ・ウイスキー」。

中でも、スモーキーで磯の香り、あるいは薬のような香りが特徴的なのが”ラフロイグ”です。

ウイスキーの中でも癖の強い香り種類であるため、”ラフロイグ”に挑戦したいという方は、最初はお店で飲んでみることをおすすめします。

ひと口目は独特な風味や香りからすんなり飲み込めないかもしれませんが、だんだんと”ラフロイグ”のオリジナリティあふれる味わいに引き込まれるかもしれません。

この記事を参考に、あなたが気になった”ラフロイグ”を見つけて、ぜひ一度飲んでみてください。

  • この記事を書いた人

あさひなペコ

Webライター/編集。梅酒と偽られてウイスキーを飲んだという思い出がある、お酒好き。 ウイスキーはJack Daniel's派だが、最近はキルベガン、ジョニ赤にもハマる。ビールや日本酒・ワインも好きです。 4年に渡る知見をもとにしたライティングウェビナーを開催するドイツ在住デジタルノマドという一面もあり。

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