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カナディアンウイスキーとは?各銘柄の魅力や特徴を徹底解説

カナディアンウイスキーは世界5大ウイスキーのひとつで、スコッチと並んで世界中で愛されているウイスキーです。

カナディアンウイスキーの特徴は軽い酒質と滑らかな飲み口。
日本人の好みと通じるものがあり、万人に好まれる味わいです。

しかし日本では輸入しているメーカーが少なく、認知度の高い銘柄は多くありません。

そこで今回は、カナディアンウイスキーの基本的な知識や、特徴について解説します。

また、カナディアンウイスキーの選び方のコツとおすすめの銘柄を10種類ご紹介。
カナディアンウイスキーの知識を深めて、あなたもウイスキー通になりましょう。

この記事の監修者

浅野まむ

浅野まむ

お酒とBarを愛しています。バーテンダー歴8年、現在ライター。ウィスキーエキスパート資格持ち。 1人で飲むのも、大勢で飲むのも、2人で飲むのも、なんでも好きです。

カナディアンウイスキーの特徴

ウイスキー蒸留所の熟成樽

カナディアンウイスキーはその名のとおり、カナダで生産されています。

カナディアンウイスキーは、基本的にトウモロコシ主体のベースウイスキーと、ライ麦主体の風味のあるフレーバリングウイスキーをブレンドして造られています。

酒質は軽く、スムーズな飲み心地。
味わいはすっきり甘く、ほんのりとライ麦のスパイシーさを感じます。
クセがほとんどないため、ウイスキー初心者の方におすすめです。

また、カクテルベースとしてアレンジしやすいという特徴があります。

カナディアンウイスキーの定義

カナダで造ったウイスキーが、すべてカナディアンウイスキーと名乗れるわけではありません。

法的に定められた条件は以下の通りです。

  • 穀物を原料にして、麦芽などで糖化し、酵母などで発酵する
  • 糖化・蒸留・熟成をカナダで行う
  • 容量700L以下の木樽で3年以上熟成させる
  • アルコール度数40%以上の状態でボトリングする
  • カラメルまたはフレーバリングを添加してもよい

蒸留回数や、熟成樽の種類は生産者に任されています。

スコッチのようにシェリー樽やラム樽を熟成に使用できますし、アメリカンウイスキーのように、さまざまな種類の穀物を原料にできます。

さらに「カラメルまたはフレーバリングの添加が可能」なので、スピリッツやワインを加えてさまざまなフレーバーのウイスキーを生み出すことも可能です。

カナディアンウイスキーは他国のウイスキー定義よりも自由なので、蒸留所の工夫によって、新しいフレーバーのウイスキーが生まれやすいのです。

カナディアンウイスキーの歴史

カナダの国旗を持つ男性の後ろ姿

カナディアンウイスキーの歴史について簡単に説明します。

カナダでウイスキー造りが始まったのは17世紀後半。
18世紀に入って広まり始め、オンタリオ5大湖周辺、キングストンなどで蒸留が行われるようになりました。

カナディアンウイスキーが大きく発展するきっかけとなったのが、1920年にアメリカで制定された禁酒法です。

アメリカ国内でのアルコール製造だけでなく、他国からの輸入もできなくなってしまいました。

しかし隣国のカナダは輸出を続行。
接している国境区間が長く監視の目が行き届かないという利点を生かし、アメリカにウイスキーを大量に密輸したのです。
こうしてカナディアンウイスキーは、アメリカでの販売数を増やしていきました。

禁酒法をきっかけに躍進したカナディアンウイスキーは、現在も北米を中心に多くの人々から支持され続けています。

カナディアンウイスキーの選び方

カナディアンウイスキーの原料になるライ麦の画像

カナディアンウイスキーを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてみましょう。

  • 原材料
  • アルコール度数
  • 熟成期間

詳しく見てみましょう。

原料をチェック

カナディアンウイスキーは、ベースウイスキーにライ麦主体のフレーバリングウイスキーをブレンドして造られるのが一般的です。

原料のうち、ライ麦の比率が高くなるほどスパイシーな風味が強くなります。

逆に、原料にライ麦が使われていなくてもカナディアンウイスキーを名乗れるので、カナディアンらしいライ麦由来のスパイシーさを味わいたい方は原料をチェックしましょう。

アルコール度数をチェック

日本で手に入るカナディアンウイスキーのアルコール度数は40%前後が一般的ですが、ボトルによっては45%以上のものもあります。

しかし、高ければよい、低ければよいというものではありません。
あなたの好みに合った度数を選んでみてください。

熟成期間をチェック

ウイスキーは熟成期間が長いほど香りが強くなり、味わいにまるみが出ます。
アルコールの角が取れ、穏やかで飲みやすくなるのです。

逆に熟成期間が短いと、原酒のフレッシュさとキリッとした力強さを楽しめます。

熟成期間が異なるウイスキーを飲み比べてみてはいかがでしょうか。

カナディアンウイスキーのおすすめ銘柄10選

メジャーな銘柄から、あまり見慣れない銘柄まで、日本で手に入るカナディアンウイスキーを10種類ご紹介します。

カナディアンクラブ

カナディアンウイスキーの顔と言っても過言ではないほど世界中で販売されているのが「カナディアンクラブ」です。

1858年にハイラム・ウォーカーによって創業されました。
創業の地であるカナダ・オンタリオ州は、美しい水が豊富なだけでなく、原料となる穀物の生産も盛んでウイスキー造りに適しています。

すっきりとした味わいで、初めてカナディアンウイスキーにチャレンジする方におすすめです。

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カナディアンミスト

カナディアンミスト蒸留所は1967年創業。

手頃な値段で人気を集めるのが「カナディアンミスト」ですが、安いだけが魅力ではありません。
「カナディアンミスト」はサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションという、世界的に影響力があるスピリッツコンペティションで高く評価された実績があります。

ライトでスムーズな口当たりとライ麦らしいピリッとした味わいが楽しめます。

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クラウンローヤル

クラウンローヤルの商品画像
画像出典:Crown Royal

クラウンローヤル」は1939年、イギリス国王がカナダを訪問した記念に贈呈品として造られたウイスキーで、由緒正しい銘柄です。
カナディアンウイスキーの中で、世界一売れている銘柄でもあります。

リッチな味わいとまろやかな甘みが特徴。
プレゼントにもおすすめです。

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ブラックベルベット

1951年リリースの「ブラックベルベット」は、世界で2番目に売れているカナディアンウイスキーです。

香りは甘く、味わいはとてもスムース。
ほのかにライ麦のスパイシーさを感じます。

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フォーティークリーク

フォーティークリークの商品画像
画像出典:Forty Creek Whisky

1972年から蒸留所はありましたが、新たなカナディアンウイスキーを造ろうと1992年に再スタート。
40年以上ワインメーカーとして経験を積んだ創業者のジョン・ホール氏が、彼の長年の同僚であるビル・アッシュバーン氏をマスターブレンダーとして迎えた、計画から完成までに8年費やしたウイスキーです。

これまでのカナディアンウイスキーにない複雑な味やフレーバーを加えた新しいタイプで、次々に賞を獲得しています。

ガード・ホース

「ガード・ホース」は熟成年数3年のカナディアンウイスキー。
バニラの香りの奥に、スパイシーさを感じます。
バランスの取れた味わいです。

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カサ・マエストリ レゼルヴァ・デ・MFM

「レゼルヴァ・デ・MFM」は、メキシコのテキーラ蒸留所であるカサ・マエストリがボトリング・販売しているカナディアンウイスキー。
ウイスキーなどのアルコール度数が高いお酒を入れて持ち運べる携帯用の水筒、フラスクボトルが容器です。

キャップがなくならないよう留め具がついており、おしゃれなだけでなく実用的なのもうれしいポイント。

味わいはドライですっきりしています。

焚火をしながらちびちびと飲むと、よりおいしく感じるかもしれません。

レアパーフェクション

“カナダ産バーボン”とでも表現しましょうか。
アメリカ・ケンタッキー州のプリザベーション・ディスティラリーが造っているウイスキーですが、カナディアンウイスキーとして販売されています。

「レアパーフェクション」については非公開情報が多く、全貌は謎に包まれています。
一説によると、プリザベーション・ディスティラリーがカナダのとある倉庫で長い間眠っていたウイスキー原酒を発見し、それをボトリングしているのだとか。
原料構成はバーボンに近いのですが、カナディアンウイスキーの定義に沿って造られており、ボトリングもアルコール度数40%以上で行われています。
条件を満たしていることから、「カナディアンウイスキー」というわけです。

カナディアンウイスキーとしては珍しくライ麦の比率が低いタイプなので、甘みのある優しい味わいで、バニラとローストしたナッツの香り。
ストレートがおすすめです。

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アルバータ プレミアム

カナダのプレーリー地方で栽培されたライ麦を100%使用、最低5年間熟成した個性的なウイスキーです。

バナナやトフィーのような甘さと、軽いスパイシーな香りが特徴。
味わいはまろやかです。

シーグラム V.O.

もともとクセが少ないカナディアンウイスキーですが、「シーグラム V.O.」はさらに甘みが増して、ウイスキー初心者でも大変飲みやすい味わいです。

洋ナシ、キャンディー、カラメルといった甘い香りの中に、バターのようなコクのある香りが特徴です。
味わいは甘いだけでなく、ライ麦らしいスパイシーさのバランスが絶妙。

カクテルベースとしても最適です。

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カナディアンウイスキーのおいしい飲み方

カナディアンウイスキーらしい軽やかな酒質に合う飲み方はハイボールです。
炭酸水で割るだけでなく、コーラやジンジャーエールもおいしいですよ。

また、ハイボールにレモンやオレンジの果汁を絞って飲んでも爽やかです。

まとめ

カナディアンウイスキーは世界5大ウイスキーの中のひとつで、ライトな酒質とスムースな飲み心地が特徴です。
トウモロコシ由来のグレーンウイスキーと、ライ麦由来のフレーバリングウイスキーをブレンドする造り方が一般的。

コスパがよく、初心者にもおすすめです。

最近は高い品質のプレミアムカナディアンウイスキーが増え始めているので、日本でも取り扱いが増えてくるかもしれません。

ぜひ自分好みのカナディアンウイスキーを見つけてみてください。

  • この記事を書いた人

ASUKA

本業はヨガインストラクター。 ウイスキー好きが高じてWhiskeen編集部の仲間入りを果たす。 アイラ系とシェリー樽系のどちらも大好き。

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